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浅草 アンヂェラスのケーキ

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先週は特別なイベントがあった。
I の誕生日だ。

ここ数年、ケーキでの「おめでとう会」はやってなかったが、
復活を試みた。(女子限定)

近所でホールのケーキを作るケーキ屋さんはない。

Nが購入したのは、会社から徒歩5分、オレンジ通りにある老舗・アンヂェラスのケーキ。
開店は昭和21年だそーだ。
店構えもとても趣(おもむき)がある。

ケーキも年季がはいってる。
全体を今やめずらしいカスタードクリームで固めた、50代以上のお父さん・お母さんたちには答えられない一品。

開店の時代は言わずとしれた戦後の混乱期。生クリームなぞ入手できるはずもない。
我々はこのカスタードのバリアをスプーンで崩しながら、このケーキがかもしだす昭和という歴史に思いをはせた。

I はカスタードなどしらない世代。
一体このケーキはどう映ったのだろう?
でもまぁよろこんでくれたようだし、チョッコラした記念にはなったことだろう。

とにかく I、誕生日おめでとう!


今更のカスタードケーキ、いいかも。(ただ胸焼け注意)