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藤沢周平さんの時代小説 もう一度

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藤沢周平さんの時代小説が好きだ。

映画は「隠し剣鬼の爪」を一番好みとしている。


ところでアチキは読書家とは言えない。
移動の電車なんかでは本を必要とするが、家でじっくり・・なんてことはほとんどない。
ましては「気に入った小説」を一度のにならず2回目を楽しむなんてことはない。藤沢周平さんの時代小説以外は。


様々な「剣」が短編となっていて、映画・隠し剣鬼の爪なんかは、
もちろん短編「鬼の爪」と一度やる気のなさそうにして相手の剣気をそぐ「邪剣竜尾返し」などのミックスとなっているのがわかる。

隠し剣孤影抄

BOOK OFFに立ち寄った際、この一度読んだ小説を、思わず買ってしまった。

この中の
どーしょーもなく頼りないダンナが、上さまの護衛につき、これまた頼りなく受けにまわるのだが・・・という「臆病剣松風」と、

気はイイが醜女(しこめ)であるのがダンナの不満。そのダンナの身代わりに果し合いに出向く奥さんのお話、「女人剣さざ波」が特に好きで、この2編をまた読みたくなったノダ。

もう2冊購入したから、とーぶんは電車の移動も苦にならない。


映画も見たくなったな。隠し剣鬼の爪。

永瀬正敏 「んダ。これはメーレー(命令)だ」(東北弁)

松たか子 「メイレイなら、しかたありましぇーん」

・・・イイ場面ダ。